来日記者会見 「マレーナ」
2001年6月4日 パークハイアット東京
モニカ・ベルッチ 別所哲也

(モニカ・ベルッチ)
この映画は世界的にも大成功をし、アメリカなどでも愛される映画になっていますので、どうぞよろしくお願いします。
(別所哲也)
非常に素晴らしい映画でトルナトーレ監督の大ファンでもあるのですけど、この映画を見てモニカさんの大ファンになりました。
(モニカ・ベルッチ)
ありがとうございます。私の映画が日本で公開されることをとても嬉しく思っています。
日本のことは良く分かりませんが、人々がとても親切で礼儀正しく親切な国だと思っています。とくに和食が大好きです。
(質問1)
監督からの演技指導や、今回の映画出演で女優として何か成長したことはありますか?
(モニカ・ベルッチ)
トルナトーレ監督と仕事をすることは夢でした。ですから、声をかけていただけてとても光栄に思っていました。演技指導は性格で細かく、何をどうしてほしいのか頭の中で完璧に整理してから指示をする人でした。
(質問2)
マレーナという女性の生き方についてご自身はどう思いますか?
(モニカ・ベルッチ)
役を演じるのは難しいことでした。あの時代(イタリアの1940年代)は女性が自分のアイデンティティーを持っていなくて、むしろ男性に自分のアイデンティティーを作ってもらっていた時代で、社会的権利も持っていませんでした。ですから、とても難しいことでした。
(質問3)
1992年から4本しか映画に出演していませんが、何か出演の基準のようなものはあるのでしょうか?
(モニカ・ベルッチ)
ドラキュラはモデルをやっていて、初めて映画界に出演しました。4本以上映画に出演しています。日本では4本しか上映されていないのだと思います。どの映画に出演するか選ぶ基準なのですが、新しい若い監督さんの映画になるべく出たいと思っています。質の良い映画、フランス、イタリアなど国際的な監督さんの映画にでたいと思っています。これは意外と出会いが発端でどの映画に出演するか決まる場合が多いです。
(質問4)
アメリカのマスコミではソフィア・ローレンの再来とまで騒がれていますがどうですか?
(モニカ・ベルッチ)
ソフィア・ローレンは私の大好きな女優さんで、私が女優になろうと選んだのも彼女のような女優がいたからです。あの時代のイタリアの女性的な役を演じてみたいと思っていました。

(質問5)
具体的に今後組んでみたい監督さん、俳優さんはいますか?
(モニカ・ベルッチ)
あまりにも多くの素晴らしい監督さん、俳優さんがいまして一緒に仕事をしたい人は多いです。でも、ここで名前を言ってしまうと制限をつけてしまうようなのでしたくないので名前は控えさせてもらいます。
http://www.eiga-portal.com/butaiaisatsu/malena
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